子供の発達の図

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子供の発達の特徴(図)には0歳から6歳までの発達の特徴が描かれています。

基本的な構成は、京都大学名誉教授・田中昌人先生の「子供の発達と診断」に関する講演資料と山梨大学教授・加藤繁美先生の講演資料をベースに、共励保育園のこれまでの実践を加えて図表にまとめました。

ポイントは、5・6歳での社会的自我(2次的自我)の発達が、1歳半から3歳ころまでの自我(1次自我)の成長に支えられること、そして、その自我(1次自我)は、誕生から繰り返される愛育(授乳やおしめの交換・語りかけ等)により形づくられる愛着や人への基本的信頼感に支えられることです。

最近、保育園では4歳児でクラスが成り立たないなどの問題が顕在化していますが、問題として1次自我の形成時に、子供の自我の強烈さに耐えかねて、母親が十分子供の気持ちに添うことができなかったなどのケースや、それより以前の愛着や基本的信頼感が育つ時期に、十分母親が子供と接してこなかったケースなどが考えられるようです。

子供の発達には幅が大きいですから、この年齢でこのような発達ということではなく、おおよそこうした発達は人間だれしもが通っていく道筋だととらえていただければ幸いです。

共励保育園では、子供たちの社会的かかわりを育てる保育がいろいろと工夫されています。昔は当たり前に存在していたことが、現代では欠けてしまっていることが多く有ります。その欠けてしまったことを意図的に補いながら、保育に遊びを通して組み込んでいく実践をしておりますが、その中で、数と言語の保育は私たちの保育のベースとなっています。子供たちは言葉やいろいろな概念を獲得し、獲得した力を即座に利用しながら、子供たちのあそび社会を作っています。

新保育指針を実践するにあたり、この図表を保育関係者の方々の参考にしていただければこの上ない幸と思います。

社会福祉法人同志舎 共励保育園
理事長 長田安司


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