「便利な」保育園が奪う 本当はもっと大切なもの

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
松居和先生のご推薦をいただき、1月15日、全国書店・アマゾン・電子書籍で発売となりました。

目 次

はじめに

序 章
とうとうあの曲がり角を曲がってしまった
第1章
子供たちの異変
第2章
三つ子の魂の大切さを本当に知っていますか
第3章
国の保育施策の変遷
第4章
TOKYO福祉改革STEP2
第5章
保育園のパラドックス
第6章
なぜ、母親を働かせようとするのか
第7章
保育園の真の役割とは何か
終 章
切なる願い
私 案
親心を育て、子供を健全に育てる保育制度

保育園のパラドックス

経済ばかり優先する国の保育施策が家族をバラバラにし、不安がいっぱいで自信のない若者が育っていく。その若者たちが不良債権と化し、社会に新たな混乱をもたらす。その根本原因は、0~2歳期の子育て・保育にある。そして今、規制緩和に乗じて、企業の保育参入が一気に進む。親の利便性を最優先するサービス保育が蔓延していく。その結果、何が起きるか?日本は、あの曲がってはいけない曲がり角を曲がっていくことになる!

今なら、まだ間に合う!

保育園は10年後の社会を予見できる。キーワードは「親心」だ。アメリカを見よ!児童虐待の数は日本の100倍にも及ぶ。親心が失われた社会は虐待を止めることができない。日本では、7割の母親たちが"子供が小さいうちは、自分の手で育てたい"と思っている。親は、子育てをすることによって子供から幸せをもらい、親として育っていく。そして保育園は、親心を育てることによってのみ、その真の役割を果たすことができるのだ。