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NESTの理念

NPO法人 科学技術教育ネットワークは、日本の子供たちにICTを活用した世界最先端の科学技術教育を提供し、同時に指導者の育成、教材やカリキュラムの開発、教育機関への導入支援を行います。

◎科学に対する新鮮な驚きと好奇心・探究心を育てること
◎科学を身近で楽しいものとして感じられること
◎科学者や技術者が実際に行っている実験や開発の方法を身につけること
◎実生活との関連の中で科学を実感し実践できること

 
これらを通じて、科学技術によって世界を発展させられる人材を育成することが、私たちの使命です。

日本の子供たちに世界基準の学力を

今世界が求める学力とは?

経済協力開発機構(OECD)が実施する国際的な学習到達度調査(Programme for International Student Assessment:略称PISA:ピザ)が目標とする学力、いわゆる「PISA型学力」が今、世界で求められています。
これは、CCC(Cross Curricular Competencies)として捉えられている問題解決力、批判的思考、コミュニケーション能力、忍耐、自信といった教科の枠を横断した能力を意味しています。
また、PISAは「科学的リテラシー」「数学的リテラシー」「読解力(reading literacy) 」という3つの観点から学力を調査しています。ここで言う「リテラシー」とは、現実の問題、あるいは現実に起こりうる問題に対して、これまで学んで得た知識や技能、そして収集した情報を活用していかにその問題を解決するか、という知識や技能、情報の『活用力』を指しているのです。
私たちは、このPISA型学力を育成する一つの方法として、「ICT科学技術教育」を提唱し、実践しています。
 

ICT科学技術教育とは?

ICTは、Information & Communication Technologyの略。多くの場合「情報通信技術」と訳されますが、文部科学省や教育の分野では「情報コミュニケーション技術」と訳されています。IT(Information Technology)の「情報」に加えて「コミュニケーション」(共同)性が具体的に表現されている点に特徴があります。
私たちが実践する「ICT科学技術教育」とは、従来の理科実験やものづくりに、電子機器を用いたデータロギング(データ収集)やパソコンを使ったプログラミングによる制御、自律型ロボット製作といったICTを組み合わせた教育を意味しています。
 

NESTのICT科学技術教育が育成する能力とは?

■科学者として考える
データロギングは、各種センサーを用いて電子機器でデータを取ることです。どのようなセンサーを用い、どこに取り付け、どのような間隔でデータを取るか、いつまでデータを取ればいいか ― プログラムを組む際に実験の手順を考えます。実験中は五感をフルに駆使して観察しながらデータを記録。最後に、実験データからどのような性質や規則性・法則性が導き出せるかを考察します。このプロセスを通して、数学的・科学的リテラシーの育成が実現できます。

■エンジニアとして考える
 プログラミングによる制御を取り入れた「ものづくり」
 
、自律型ロボットの製作は、PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)の手法を身につけるのに最も適しています。学んで身に付けた知識や技能を基に製作に取り組む。そして、問題解決のための新たな情報や知識を取り入れる。推論→実験→検証を繰り返すことによって、論理的思考力や洞察力、問題解決力を育成します。
 また、ロボットコンテストは、「チームによるプロジェクト学習」として位置づけています。コミュニケーション能力やチームワーク形成力、プレゼンテーション能力の育成を図ります。

■社会の一員として活動する
 実験室の外に飛び出し、自然に囲まれた地方の廃校の再生を手作りで行うことによって、学習の成果を社会的実践に結びつける活動を行います。これは、年齢を超えた児童や学生と大人が、都市と地域の人々が協力し合って行う「協働プロジェクト」となります。そこを地域における新たな科学技術教育の拠点として、自然を対象とする科学技術学習活動を展開すると共に「科学技術教育を中心とした、世代や地域の枠を超えた新たなコミュニティーの形成」を目指します。
 多くの人々との関わりの中で、社会市民の一員としての自己の存在を体験する機会を提供します。